インターネットの普及によって、盛んになってきた株式投資ですが、個人投資家が、利益を継続的に出すのは簡単ではありません。ビギナーズラックと言って、株式投資を始めた頃は、たまたま勝てることもあるかもしれません。ただ、賭け事には、代数の法則があるように、勝負の数が増えるほど、勝率も下がっていってしまうことが多いようです。そのため、株式投資は、堪に頼るようでは、なかなか利益を継続的に出すのは容易ではありません。こうしたことから、株式投資には、江戸時代の昔から様々な手法が開発され、研究されてきました。その代表的な手法の一つが、テクニカル分析と呼ばれるものです。これは、例えば、株価を日数ごとに平均していくものです。その平均値の出し方は様々ありますが、5日、25日、75日などのスパンで、数値をだし、グラフにしていきます。こうしたグラフは、移動平均線と呼ばれていますが、この移動平均線よりも、株価が大きく上回っている場合は、投資家としては売りを考えるようになります。一方で、株価が移動平均線を下回り始めると、投資家は、買いを考えるようになってきます。ただし、いつもいつも、株価の動きを移動平均線で図ることはなかなかできないものです。なぜなら、株価は、その会社の業績を反映することが多いためです。このように、株式投資で、その会社の業績を重視するスタイルのことを、ファンダメンタルズ分析といわれています。このファンダメンタルズ分析で株式投資において、力を発揮しやすい、その代表的な例が、企業の決算発表です。当然ながら、企業の業績が上がれば、株価もそれに連動して上がると考えられます。また、ファンダメンタルズ分析では、その企業の業績よりも、割安と判断されれば、買いを考えるようになりますし、逆に割高だと考えられるならば、売りを考えるようになります。ところが、株価というのは、必ずしも業績を反映することばかりではありません。株式投資には、様々な思惑が反映されます。例えば、決算発表の数字がよくても、すでに買われすぎだということもよくあるようです。そうした場合、決算発表の数字がよくても、株価が下落することがあります。このように、企業業績だけでは、株価の動きはなかなか判断できません。こうしたこともあり、株価の動きの
背景には、どのような投資家の思惑が動いているのか、十分に把握しておく必要があるのではないでしょうか。